きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

学級づくり やっぱり基本はタテ?

今日も学級づくりに関する研修会に参加。会場では昔お世話になった先輩2人に久しぶりにお会いした。元気そう。貫禄が出ていた。
今の子どもたちの様子について聞く。地域にもよるだろうが、わたしが学校にいた頃よりいろいろなことが進んでいる気がした。

さておき、今日の研修で考えたこと。

1)子どもたちが集団としてまとまりにくくなった今、意図的につなげること(ヨコ糸の人間関係づくり)が必要。その初めは教師と子どもの関係(タテ糸)を築くこと。まずはタテ糸はりが大事。多分1年間ずっと大事。しかし、タテ糸のみで終わってしまうと…
2)教師の授業力も大事。子どもたちが分かる、楽しい授業をすることは学級を作る必要条件だが、十分条件ではない。
3)自分の理想を持ち、継続的に働きかけ続けることのすごさとしんどさ

1)の、子どもたちのまとまりにくさは今の時代ならではの課題なのではないかと思う。学校にいた頃はそんな風には感じなかったところもあった。現場を離れて研修をさせてもらっていると何度も耳にし、考えることができたことだった。
2)は、そんなことは意識せずに経験で身につけ、まとまりのある学級をつくってきた先生方も多いのだろう。わたしは授業づくりや学力向上のための手法にばかりこだわった時期があった。それもタテ糸を張ることに必死で…学級づくりも授業づくりもどちらも大事で必要なんだからどちらかだけにこだわらなくていいんだな、手法もいろいろでいいのかもと思えるようになったもはこの1年くらい。

学級づくりに関し、やっと何とな〜くが分かってきたと感じるようになったのがここ最近。何かを理解するのに時間がかかる自分だということだ。
「わかってきた」と書いたが、「わかったつもり」かもしれない。それに「わかった」としても、「できる」はまたその先になるわけで。
尊敬、相手意識、感謝…
どんなことでもいいのだけれど、大事だと思うことを子どもに伝え続ける、指導し続けることの大切さと難しさを両方感じた日。
いい研修だった。