きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

学級づくりを一言で表すと?

3月2日水曜日、学級づくりの研修に行ってきた。
ベテランも若手も新採用を控えた学生もいた。いろいろな年代の参加者がいる中で伝える内容を決めるのは難しいだろうと思う。でも、理論と具体例、実践例が両方あって納得できる内容の研修だった。

冒頭で学級づくりを一言で表すと?と聞かれ、わたしがノートに書いたのは次のこと。
タテ糸に基づくヨコ糸はり

指導教官は「チーム(団)に育てること」と語った。「チームには明確な戦略・戦術がある。」とも。辞書でひいてみる。

戦略…(戦争に勝つための)総合的・長期的な計略
戦術…ある目的を達成するための具体的な方法・手段
具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものを「戦術」という。

自分はどんな学級を目指すのか。
4月、どこでどんな子どもたちに出会うか、今は楽しみ。でも久しぶりだから不安もある。
どんな学級を作っていくのか、1年間を見据えた自分なりの理想をもっていないとだな〜と思い、聞いた。これが戦略を決めることにつながるかな。それが決まれば戦術を選んでいけるだろう。
でも、学級づくりをスタートする時には、学級状態を確認して目的地を決める必要もある。もし理想を高く掲げ過ぎスタートしても、それが目の前の子どもに合っていないとうまくいかないのではないか。それなら修正すればいいのだけれど…

また、調査結果を引用した「求める教師像」の内容には、驚く。これが今の時代なんだろうなぁ…と分かる気もするが。
こういうことも知っておくといいんだね。

学級を開くときに最初に話すことは?給食当番のシステムは?学級の仕組みは?子どもたちに伝えたいことは?自分なりの愛情の可視化をどうするか?などなど具体的に考えないとなぁと思うことができた講座だった。

また、今の時期は学級を閉じる時期でもある。指導教官の語った子どもと別れるときの話はとてもよかった。わたしも別れるときは同じようなことを語ってきたつもりだけれど、あのようには語れなかったなと振り返る。語ることにはその「ひと」が出ると思う。また、語れるようになるには、そこまでの学級を作ったという自信や手ごたえが必要だな〜と思った。