きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

第3回学級経営研究大会に参加

昨日は学級経営研究大会に参加。濃い内容だった。

初のオンライン学会だが、トラブルなどもなくスムーズだった。

 

午前は『学級経営の教科書』の白松賢先生のお話を聴く。

学級経営の歴史を踏まえ、今は21世紀型の学級経営を見据えること

タイトルにもあったが、「エンパワメント」について

学校教員は子どもや保護者へのエンパワメントについては語るが、

自分自身をエンパワメントするということをいうことはあまりない。

白松先生の話は大きな勇気。

学校に勤めるものとして大きな後押しをいただいたように感じた。

 

 

前任校も今の大規模校も縦型の組織。

学級経営をする一担任の立場からだと学校経営に関して意見を述べる場も

それが拾われて何かが改善されていくという感覚がもてない。

特に今年度はコロナ対応の影響で様々なことが変更・修正され

あとから実施される繰り返し。決まる過程に参加していないのに、運用をする立場としては疑問や不安を感じつつ、考えたり意見を伝えたりする場や時間はなくただただこなす日々。

 でも、そこで何も考えないのは言い訳。

下からも何とかしたいと思ったことや学校教育目標との関連から学級経営、学級目標を考えるという話に、これなら自分もできそうだという気持ちに。

 

午後の各研究発表も充実したものが多かった。

ただ、15分で詰め詰めのものもあり、画面共有に少し時間がかかり、その分を少しでも詰めようとして発表の進みの早さが加速。よくわからないままのものも。

調べたことをそのまま全て伝えようとしないことだな。焦点化して伝えること。

しかし、民間のセミナーではないから研究大会だからかと考えるきっかけになる。

子どもの一言をきっかけに単元構想をし、授業化し、研究としてまとめた報告もあり、

今年度でも言い訳にせず、実践し、まとめている人はまとめていることに大きな刺激。

まだ実践は継続中というタイムリーな報告は実践者らしい。

 

学級経営についてどっぷり考える刺激的な研究大会だった。