きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

学級通信の名前

石川晋先生のブログに書かれていたことが興味深かった。

引用
 塩崎義明編著『スマホ時代の学級づくり』(学事出版)では、学級通信の題名について、以下の4分類が載っていて参考になります。
・自然系(さわやかであったかい雰囲気)
・声かけ型(子どもたちに教師の笑顔がとどいているような感じが
します)
・子どもたち同士のつながりを願って(学級目標とリンクして)
・教師からのメッセージひとひねり型
 

 初期の通信の題名は、言葉の意味そのものズバリでした。また、その通信タイトルの意味を子どもたちに語っていました。これはオーソドックスな方法です。長野藤夫さんは『「学級だより」を学級づくりの核に』(明治図書)の中で「子どもは、学級だよりのタイトルの由来を知りたがる。ぜひ語るといい」と言っています

 ただ、ぼくは、1年間じっくりとタイトルの意味を考えてもらえるようなものがいいなあと最近は考えています。すぐに面が割れてしまうよりも、なぞかけのようであったり、読み手が思い思いに重層的に意味を構築していけるような通信の題名を考えてみるのはいかがでしょうか。
 通信の題名の由来も、語らずに、1年を過ごしていく中で、わかってくるようなしかけがいいなあと思っています。

引用終了

なるほどなぁと思って読む。
わたしは、今日、学年だよりを兼ねた学級通信の第1号をを起案してきた。石川先生のブログを読んだ今、名前の由来が、一緒に過ごす中で分かっていくという仕掛けもおもしろいなと感じた。
わたしの書く学級通信タイトルは、子どもたちへの願いを込めたもの、単純でわかりやすいものが多い。まさにオーソドックス。これも自分らしいと言えばそうである。

職場の先生方にたよりの名前について聞いてみると、決めたという方もいれば、「子どもたちと決める」「学級目標を決め、それを生かしてつける」という方もいた。
子どもたちと決める、出会って決めるというやり方もあるだろう。

でも、わたしは、自分の学級づくりへの思いというか、願いを学級通信に込めたいと思い、それは教室で子どもたちに出会う前からほぼ決めてスタートしたいと考えている。
また、これまで受け持った学級でつけた名前や言葉はその学級のものという思いがあり、違うものにしたいなぁと思う。
だから、学級通信の名前を決めることそのものも大事な学級づくりのスタートの一部。そう思って考えて決めた。

塩崎先生の著著の分類で言うと、「声かけ型」ではないかなと思う。

石川先生の著書『教室読み聞かせ読書活動アイディア30』に書かれていたように、今年は、学級通信も配布時に読み聞かせようと思っている。


何にせよ、学級通信を書くことができる(担任であるということ)、出せるという環境が嬉しい。