『赤坂真二&堀裕嗣直伝!最強の学級開き』
- 作者: 赤坂真二,堀裕嗣
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2018/02/22
- メディア: 単行本
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冒頭の赤坂先生と堀先生のクロストークは、小学校と中学校の考え方からくるシステム論、
優先させるものの違いがわかる。
後半は小学校・中学校の実践者による具体的実践が掲載。
表紙からは二人だけの書籍のように見えるが、チーム本。
小中が1冊にまとまっているのは珍しいかも。
ただ、じっくり読むとその違いに戸惑いを感じる面もある。
給食当番の実践がそのよい例。
そのシステムを敷くことで何を育てるかなのだろうが、
小学校は個の役割まで明確に分担しない実践例。
中学校は平等を重んじ、役割まできっちり分かるように示すものが
掲載されていた。
幼小にも言えるが、下位学校で育てた力を活かせていない、
小中の系統性や発達や考慮の視点が薄いことが気になった。
繰り返すが、そのシステムを敷くねらいの違いなのだろう。