きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

『赤坂真二&堀裕嗣直伝!最強の学級開き』

赤坂真二&堀裕嗣直伝! 最強の学級開き

赤坂真二&堀裕嗣直伝! 最強の学級開き

雑誌の特集が好評で加筆され書籍化された書。
冒頭の赤坂先生と堀先生のクロストークは、小学校と中学校の考え方からくるシステム論、
優先させるものの違いがわかる。
後半は小学校・中学校の実践者による具体的実践が掲載。
表紙からは二人だけの書籍のように見えるが、チーム本。
小中が1冊にまとまっているのは珍しいかも。
ただ、じっくり読むとその違いに戸惑いを感じる面もある。
給食当番の実践がそのよい例。
そのシステムを敷くことで何を育てるかなのだろうが、
小学校は個の役割まで明確に分担しない実践例。
中学校は平等を重んじ、役割まできっちり分かるように示すものが
掲載されていた。

幼小にも言えるが、下位学校で育てた力を活かせていない、
小中の系統性や発達や考慮の視点が薄いことが気になった。

繰り返すが、そのシステムを敷くねらいの違いなのだろう。