きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

対応

昨日は学級のある子への対応で、自分でも関わりすぎたな、失敗したなぁと思うことがあった。授業中に挙手をしたので指名したのだが、答えられず(言葉にならず)「むずかしい」と言ってかんしゃくを起こしてわめき、そのまま何もしなかったのでけっこうきつく叱った。
またか、という気持ちが起き、叱り方が感情的になってしまったのだ。そして良くないことにすぐに気持ちを切り替えることができず、引きずってしまった。自分の対応に自分でも後味が悪かった。

そんな話を今日の放課後生徒指導主任にした。すると「そういう日もあるよね。まぁ、あの子なら分かるな〜」とうなずいて聞いてくださった。ありがたいなぁと思う。
生徒指導主任は、今年大変な学級を持っている。「許せないこと(いじめ)以外、ちょっとのことは見逃すこともあるよ」と言っていた。「全部を言っていると、注意してばっかりになるからね」と。「注意したくなるとそっちの子を見ないようにする」と笑っていた。なるほどなと思う。
大変な学級を持っているしんどさがあるはずなのに、日々の出来事や対応を笑いながら話してくれるし、私たちの話も上手に聞いてくれる。すごいなぁと思う。私にはこの生徒指導主任のようなおおらかさや包み込みが足りないなぁ。すぐに詰めたくなってしまう。

今日は昨日叱った子と2人で話をした。叱った理由を穏やかに話し、「Mさんならできると思っているよ」と話したら素直にうなずいてくれた。これが昨日できれば良かったなぁ・・・

余裕がなくなったり、感情的になったりすると子どものいいところやいつも通りにがんばっているところが見えなくなる。
気をつけようっと。