きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

言葉集めの秘策?

ひらがな指導の最後にノートに言葉集めをさせた。「な」を学習したとする。ひらがな帳のあとにノートに「な」のつくことばを書かせる。なつ なく なみだ・・・など。子どもには次のように指示。
「『な』のつく言葉を3つノートに書きましょう。書けたら先生に持ってきます。」
もちろんこれだけは何も書けない子もいるので、ひらがな帳を見てもいいこと、早く持ってきた子の言葉を板書し板書をヒントにしてもいいこと、などを告げる。

支援員の先生も個別に対応してくださり、なかなか書けない子には言葉を言わせ、紙に文字を書いてそばに置き、写せるようにしてくださっていた。ありがたかった。

早くできる子へはどうしたか。
3つ書けた時ノートを見て、3つめに丸を付ける。その後の指示。
『10こ書けたらまた持ってきます。』
10こはなかなか難しいだろうと思った。しかし、その間にまだ書けない子の所に行く時間を作りたかったため10個とした。ところが、わりと誰かしらが見せにくるので教卓からあまり動けなかった。支援員の先生が後ろの子たちの個別対応をしてくれた)

ノートにいくつも書ける子は言葉を結構知っていた。ことわざなども書いてきてなるほどね、と思うことや笑ってしまう言葉もあり。「な」のときに「なかよしだいさくせん」とか。(←これ・・・生活科の単元名です)
10個になったら花丸、15個で花丸に茎、20個で花丸に茎と葉っぱ、25個で花丸に茎と葉っぱと植木鉢・・・こんな感じで評定をするとこれが子どもを燃えさせていた。(ような気がする)

25個見つけ、植木鉢まで書かれた子が数名いた。
もちろん「黒板を参考にしてもいいよ」「友だちと相談して言葉を増やしてもいいよ」とも言っているので、自分一人だけで考えたわけではない。けれど友だちと一緒に勉強して自分の分かる言葉が増えたらこれはいいことだなと思うし、やりとりが楽しそうなのでまぁいいかなと思う。

言葉集めの指導は、自分の中で3つは書かせたいと思い、3つ書けたらBとした。それ以上はA。なかなか持ってこない子には最後に「一度も先生に見せていない人はおいで」と言い一度は全員のノートを見るようにした。2つしか書いていない場合など、いくつか赤鉛筆で書き、なぞらせた。
他にもいろいろなやり方があるんだろうな・・・知りたい。

今年は算数も国語もノートを使い始めるのが遅かった。どちらも4月の終わりから。もう少し早めに使えるようにしたいのだが。

先週から定規を使わせることを試みている。といっても日付の斜め線だけだけど。