「発達につまずきがある子どもの輝かせ方」
具体的な事例をもとに考え方や対応例の核が書かれている。
特に、後半の「特別支援教育のあるある」
「個と集団の成長を考える」の章がよかった。
具体的ではあるが、現実的ではない支援の提案について
警鐘を鳴らしている。
通常学級担任で受けたアドバイス多くは
「わかるけどやってみてよ!」と思うようなこと。
理想ではあるかもしれないが、現実的かどうかというと…。
筆者の問題提起に大いに共感。
また、最近一部でブームの学級経営の大切さにも言及している。
「気になる子を気にしすぎる子がいる。
対象児だけを大切にするような学級経営は成立しない」と。
その通りだと思う。
筆者は通常学級担任ではなく、特別支援学校教諭だということが
うれしい。特別支援学校側からこのような考え方を提起は
稀有。
上から「通常の先生は…」と批判して終わる特別支援の専門家
(と名乗る人)と別格。
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