きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

クラス会議5回目

昨日5回目のクラス会議を実施。
個人の課題が議題になった。
「嫌なあだ名」のこと。
個人の課題は、みんなで出し合った解決策の中からその個人で解決策を選択したので割とスムーズに流れた。本人のコメントからもみんなに自分の問題を考えてもらうということ自体がカウンセリング的なんだなぁということを感じた。
これは「先生のためのクラス会議」でも感じたこと。

ただ、あだ名のことでは、他にもクラスに関する課題になりうることもあり、
後半の時間は、クラスではどうするかについて話し合った。

・あだ名は嫌な呼び方になるかもしれないので、さんをつけ、名前で読んだ方がいい。
・あだ名は親しみを込めている表れだから、嫌な呼び方でなければ使ってもいい。

2つの意見で割れる。
子どもたちは、意見や言える子は理由もつけていっていたけれど
仲良しの意見に引っ張られているのでは?という雰囲気あり。

司会はがんばったけれど、なかなか収束させられず。もっと育てたいなぁ…。
おもしろいなぁ〜とは思えず、こちらの懐の狭さを実感。
そして、停滞すると待てず、方向づけという名の介入をしてしまう。
反省…
これもきっと「支配」欲求なのだろう。
予想外に時間がかかり、最後まで結論を出せず沈黙。

そこで今日ももう1時間つかって話し合う。
クラス会議の良さは、45分完結にあったはず。それができず…
半分くらいで決め、残りは他のことをしたいなと思っていたのだけれど、
やはり1時間(45分)かかってしまう。

意見が2つで停滞した時、ある子が
「(あだながよびやすく)名前で呼ぶのは呼びにくい人もいるのなら苗字にさんをつけて呼べばいい」と言ったのにはみんなで笑う。
でも、別の角度からものを考えるという意味ではおもしろい意見でもあると思う。
ただ、うちのクラスには、地域柄同じ苗字の子が何組かいるので
「それはどうするんですか」と反論もでる。
すると別な子が、「苗字プラス名前の最初の言葉で呼べばいい」といい、
そうすると「いやなあだ名につながっていくかも」と反対され却下。
個人的にはユニークだなと思い聞いていたが採用されず。

子どもたちが出した結論は、
学校では、くん、さん、ちゃんをつけて呼ぶ、だった。

納得していない子もいたと思う。
折衷案的なものが出ないかなぁと思い、途中、こんな考えもあるのでは?と口をはさむ。
(でも、子どもからは採用されず。)

結論には口を出さない。(当たり前だけど)

でも、委ねるって、難しいんだなぁと思った2時間。反省多し。

仲間と約束したこともあるし、とにかく、とりあえず定常化。