きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

みんなで決める

それが大事なんだなということを改めて感じた。

1学期の終わりから外でドッジボールをすることが流行っている。18名しかいないのだが、12〜15名くらいがやっている。
男女関係なく、楽しそうだな〜、燃えているな〜という印象。時々トラブルもあるようだけど何も言ってこないし、そのまま見ていた。
先週、ある女の子が「ボールが取れないし、パスって言っても、(自分には)まわしてくれない。やだ」と泣いて戻ってきた。ちょうど、その日は学活があったので「みんなに相談してみる?」というと、「うん」というので、係決めをやめ、個人が出した、でもみんなの課題でもあることについて、提案し、話し合った。

久しぶりに輪になる。人数も少ないので机を動かしても約1分。男女交互になろうとするあたりがかわいい。
話し合いになると思ったより遠慮がちな男子。「ボールを取るのがドッジボールだから(自分が投げられなくても)しかたがない」とかいう子はいなくて、やさしいなと思う。ただ、話し合い自体は白熱はしなかった。ドッジボールで中心的な子は何も言わない。もっと正直に言えばいいのになぁと思ったので、例をあげると、少しずつ出てきた。
・じゅんばんになげる
・同じ人にボールをわたさない
・じゃんけん
・同じ人は2回れんぞくでなげない

ドッジボールをする人は多いので、解決策をみんなで選んでもよかったのだけれど、提案した子に選んでもらったら、「同じ人は2回れんぞくでなげない」を選んだ。
子どもたちにお試しであることを再度話し、今週実施している模様。
見ているととりたてて不都合はないようだが…

話し合いの過程を踏ことは、最後にどう決まっても、みんなで決めた、話し合ったということそのものが大事なんだなということがやっと実感として分かった気がした。
低学年でも。