きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

河村先生の講演会にて

QUの開発者河村先生がいらっしゃるということで隣の市まで行ってきた。
河村先生のお話を聞くのはこれで2回目。
今日は主に保護者向けだったのかな。でも、面白かった。
時々笑いを取り、エピソードも具体的でお話が上手だなと思う。

前半は、大学生や大学院生の現状、就活、新型うつ、不登校と二―トなどなどさまざまな問題が出され、考えさせられる。社会での不適応、就職してもすぐ離職してしまう話には、今の時代に、学校教育ができることって何かなと思ってしまう。
やっぱり学校は守られた世界であることは否定できないのかも。学校生活で優秀だと思われた人(子)でも、内定がもらえない人は結構いるらしい。社会が求めるスキルが足りないということらしい。そして、そういったスキルは大学(大学院)まで出ても身についていないままだというお話。
家庭や学校(学級)でできることについても言及された。

一緒に参加した同僚と終わってから話す。同僚は「(本人は)分からないんだから、こういうときはこうだよって教えないと、ということかな」と。確かにそうなんだろう。でも、小学校ならまだしも、配慮のスキルって、教えることも必要かもしれないけれど、周りを見て覚えるというか、自然に身についていくことでもあるんじゃないかなぁとも思った。古いかな?
ちゃんとスキルとして教えないと、新社会人や大学生から、「習ってません」と言われてしまうかな…

久しぶりに真剣に聞いた講演会。