きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

学級づくりパワーアップセミナーにて

野中信行先生の1日講座に参加。
もうすぐ今年度が終わろうとしているこの時期に、わたし自身が学級のシステムを考えることがうまくできるかな、少し早いかなと思ったけれど、今聞いておいてよかったと思うことがいくつもあった。
担任にはマネジメント力が求められると感じた。

今年度の自分の実践を振り返るいい時間になった。
まだ完全に学級は終わってはいないけれど、ここまで崩壊せずこれたのはなぜか?を考えてみると、実践の中に予防の視点と手立てがあったからかなと思う。1年生ということもあり、教えるべきだと思ったことは教師が前に出てたくさん教えたが、その根底には以前とは違った考え方が加わったと思っている。

学級づくり(とくに立ち上げ時)のシステムについては、20代の頃に結構勉強した(つもり)。最初はどうしたらいいかわからなくて自分の経験や見よう見まねでやっていた。統率もシステムも何も知らなかった。初任の頃に今日のようにシステムの大切さや具体的なやり方を教えていただけていたら、また違ったクラスづくりができたのだろうか。

今年度は久しぶりの担任復帰ということもあり、給食指導、仕組みづくりなどについてはかなり緊張感をもって準備をした。
しかし、振り返ってみると特に「時間」のことが弱かったなと思う。
子どもたちだけで動けるか?と考えてみると、まだそこまでは自信がない。今後の課題。

自分がまずまずできているところと弱点を考えるよいセミナーだった。

午後は、具体的な演習もあり、グループになった人のこだわり、大事にしていること、実践を聞けたことも面白かった。
朝の会のポイントは?なんて、じっくり考えもしなかった。目の前の子どもをどう育てていくかをしっかり見据え、今年はこんな手立てを打とう、こんな活動を取り入れようと工夫していきたい。
グループの人と話し、どんな教育活動も何のためにやるか?によっていろんなやり方ができるのだということを改めて教えてもらった。
演習は、いろんな考えを聞けるので面白い。ただ、毎日接している子どもの年齢、実態などがそれぞれ違うし、育てたい子どもも違うから意見はさまざまで、それをグループでまとめるのはちょっと難しかった。でも、だからこそいろんな考えがあるのだなと思えたし、収束させる過程でどこを見据えて実践していくかについても考えさせられた。

教師と子どもの関係性、日常の授業の質をあげることについてもいろいろ考えさせられた。日常の授業づくりについてはこれも今後の自分の課題。

春休みにしっかり考えて、新年度もがんばろう、と思いながら帰路。

その前に今年度の学期末事務をしないとね。