きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

体験による学び

研修に行ってきた。久しぶりにakasaka先生の講座を拝聴する。3時間はあっという間。
伝えようとすることが変わったわけではないと思うが、見たことのないスライドが約半分。講座を聞かない2カ月はやっぱり長い。
日々に追われ、自分のしていることをろくに見直しもしないわたしにとって定期的なメンテナンスはやはり必要だなと思う。参加できてよかった。

関係を作るいくつかのエクササイズ体験をしながら、そこに解説が入ることで、そういう意図で使えるのだなと学べるのがよかった。エクササイズ自体は実践したことがあったり、本に載っていたりするものだが、何をねらってどう使うかをもって実践することで見る子どもの動きやかける言葉がこうなるのだなと思いながら受ける。

安心感と共感性  今のクラスでも育てたいなぁと思う。

講座をききながら、「担任は腕のいい料理人」をイメージした。材料もいいものがあるし、作り方もわかる。でも、味をつけ、アレンジをするところがオリジナルなのかなぁと。


最後のCafe方式の話し合いは、少ない人数なので、必ず何かしら発言できるのはいいと思う。また、場所を移動したことで他の人たちが考えていたことを知り、自分たちとは違った角度から考えていることを知ることができたのも。
ただ、最初の拡散も最後の収束も難しいなと感じた。それは、
・何を言っていいのか、抽象的なことなのか、具体的なことなのかなどを自分が捉えられなかったから?
・Cafeの経験が足りないから?
・初対面の人に何を言ってもいいんだという安心感が持てなかったから?
・話す、書く、聴く、時間・・・といろいろいっぺんにやるのが難しかったから?

終わってからCafeの感想を先生に話す。今日の限られた中では拡散と収束の体験をすることがまず。さらに時間があれば具体的な子ども像を話し合ったりもできるというようなお話。(ちがったかな)

もちろん、やり方は、最初にキーワード的に話したり書いたりしたときにOQできく、だからより具体的なものが出るとなるというようにはなっていた。
けれど、自分がいっぺんにいろんな役をやるのが難しかったということなのかなと思う。

慣れてくればできるのかもしれない。
が、学年や実態に応じ、最初は役割を決めて、交代していく方が優しいかなと感じた。

どうも自分が型にこだわりがちで、やり方や手順があると安心するので、そうしたいのかもしれない。
でも、子どもは、そんなに小さなことにこだわらず、みんなで話した、自分も話した、書いた、関わったという体験をさせることがもっとも大事なのかもね。

がっちり講義もいいけれど、自分が体験しながら学ぶのもいいなぁと思った午後。
終わって小雨の中のマックも。きいているのが心地いい、とても贅沢な時間だった。