きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

教育相談研修3

中日。今日が一番苦しいのは経験的に分かっていたので覚悟はあった。気持ちを張って参加した。でも、最初のワークでリラックス。ファシリテーターにあたるメイン講師のK先生のほぐし術はすごいと思う。声や話し方など雰囲気も大きいかな。

そのあと終日カウンセリング。40分のカウンセリングに30分のリフレクションが1セッション。それを5回。
聴くことも考えることも返しをすることもとっても疲れた。こんなことをずっと仕事にしている人ってすごいなぁと思う。

今日は自分のセッションを含め、二者関係の大切さ、関係性について考えた。
ただ聴くっていってもとても奥が深い。簡単ではないことを改めて自覚。
書籍などにも書かれているように、技法はいくつかあるが、これを使おうとか意識して使うことは難しい。分かっている(つもり)けどできない。けれど、今日は技法にはこだわらず、自由に聴いて・・・ということであり、わりと肩肘を張らず、自分らしくできたと思う。枠にはめない、こういうゆるい感じが好きだな。
リフレクションで印象に残ったのは感情の明確化。それを促すことができるカウンセリングができれば、クライエントが「話して良かった」と思ってくれる可能性が高いかなと感じた。
40分の中で感情を言葉にして返すことを時々挟んでみた。あとでリフレクションの時、クライエントに確認すると、あたり!とかそうそう!というヒットはしなかったようだ。でも、違和感を感じたり、ひっかかったりというわけではなかったというのでほっ。ただ、関係は崩れなくても、深まりには至らなかったわけで・・・。クライエントの求めるものや相談課題にもよるのだろうが、人の感情に共感を示すことは難しいなと実感。
また、自分のカウンセリングの癖について傍観者に指摘され気がつく。自分では分からないからありがたい。クライエントが異性ということも影響していたように思う。
時間と体力を使った分、学びの多い日だった。

また、傍観者として見ていて、世代や性別、職場の環境は違えど、みんないろいろなことで悩んでいるし、不快な感情を抱いているんだなということを感じた。話せてすっきりした人、気づきがあった人、ほっとした人といろいろだったが、話すことで自分に向き合う貴重な時間でもあったように感じた。
リフレクションでは、同じコースのメンバーの忌憚のない意見に学ぶところも大きかった。参加者が関わり合うような研修会は、メンバーによリ学びの質が左右されるところが大きいから。今回は恵まれていた。
そして、参加者を束ね、リラックスした雰囲気を作りつつも、個々の気づきを促すようなファシリテーターのK先生の力もすごいと感じた。自分のカウンセリングの立場をふまえての指導といくつかのカウンセリングの考え方について整理して話してくださったのこともよかった。