きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

クラス会議4 名前決め

クラス会議の4時間目。会議の名前を決めた。

いい気分・感謝・ほめ言葉 で13分。かかるなぁ。

良かった点
・友だちとのかかわりに関することが多い。内容は、遊んでくれて・・・のようなことだけど。
・双子の弟君がはじめて発言。感動する。


気になった点
・沈黙が多い。長い。
・パスのままの子は2名。(1回目はパスし、追加であとで言った子もいた)

会議の名前に出た意見は次のようなもの。
ふわふわ会議
くらす会議
わくわく会議
はーとあっぷ会議
ともだち会議
(あと1つあったけど、忘れました)

おたよりの名前でもある「げんき」を使った「げんき会議」が出るかな、出たらいいなと思っていたけれど、出なかった。
アイディアを出す子は限られているが、「○○さんと同じです」と言える子もいるし、国語で学んだ「どうしてかと(なぜかと)いうと」が言える子もいるので、自分の番が来たとき、何かしら言える子が14名くらいだった。自分の意思を表明できるというのはなかなかすごいと思う。1週目、5名くらいはパスをしたが、賛成意見を言わせたときにあと3名が発言した。
「みんなの会議だから、みんなできめよう」と話し、どこかに1回手を挙げるよう促す。意味が通じたらしく、19人全員がどこかしらに挙手をした。

はーとあっぷ会議は17名と多数。他の名前に挙げた2名に「はーとあっぷ会議になってもいいか」と確認するとうなずく。こんな合意の仕方でいいんだろうか。
合意形成の仕方については、議題の内容、何のために(誰のために)話し合うのかにもよるのだろう。hataさんのブログに学びたい。

ハートアップという名前は、勤務校の生徒指導でよく使っているネーミング。挨拶運動、委員会主催のかかわる活動などでもよく登場する。子ども達なりにI小学校の一員としての感覚があるのかなと思う。
最初に「はーとあっぷかいぎがいいです」という意見を出したNさんは少々行動の遅れや学習に困難を抱える子でもある。Nさんのアイディアに対し、賛成意見で何人かの子が「ハートアップカードが書けそうだから」と発言。(全校で誰かのすてきな姿を見つけたらハートカードを書いている)Nさんに対して賛成が多くなったことがまた嬉しかった。
しかも発言の内容から、1年生も学校の活動のねらいや意図を分かっていて、ちゃんと考えているんだなということを感じ、とても嬉しかった。

意見を出したこと、同じとか賛成だとか言えたことをもっとほめれば良かったなぁ・・・。

みんなで決めたことをルールとして教室に掲示しているのだが、「これもはれば?」とある男の子。放課後、早速掲示を作る。会議で何かを決めるという仕組みの一歩はできたと思う。

19人の1年生の輪はとっても小さくて、途中で飽きてだら〜んとした子が2名くらいいた。ちょっとにらむ。しかし、あんなに暑い中でもがんばる姿にかわいいなぁと思ったハートアップ会議だった。