きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

伝え方いろいろ

午後から生活科総合的な学習の研究会というサークル(?)にて実践発表をしてきた。その会の代表が前任校で指導者としてお世話になった校長先生で、頼まれたため。大学でお世話になっている総合のM先生、生活科のK先生もいらしていた。発表した実践は平成20年度のものなので自分の中では過去になっていてなんだかちょっと申し訳ない感じである。
発表をしていると当時の子どもたちのことを思い出した。この年は勤務校が研究指定を受けていたので総合にとても力を入れていた。総合を本気でやると、とても大変だった。総合は指導する内容がはっきり決められていない。各学校に任せられている。方法はもちろん、内容そのものから全て教師が考えることになる。(子どもが学びを進めるという風に見せながらも…)
教師の力があればあれもやりたい、こんな風にしたいといろいろな構想ができるのだろうけれど、自分はとても苦しかった。でも、研究指定を受けていたこともあり、研究主任の先生にいろいろ教えていただきながら校内で一丸となった日々だった。計画を作ることも実践を重ねること、思考錯誤で結構大変だった。でも、過ぎてしまえばいい思い出。
3年間でうまくいった実践もあれば、今一つの実践もあったけれど、授業の板書や活動の写真をマメに記録に残しておいた。それが後で研究紀要を書くときや後の実践発表に役だったから記録は残しておくものだな〜と思う。

さて、わたしの今日の発表の反省。話すのはやっぱり上手じゃないなぁと思う。原稿を用意していった。もともとある会で発表したプレゼンを少し変えての発表だったので新しく作ったとは言えない。でも、今日は原稿をただ読むことにせず、実践のエピソードなどもいおうかなと思いそうしてみた。しかし、それで時間が延びてしまったこと、簡潔に語れなかったことが反省点。圧倒的に場数が足りないんだろうな。反省…

他にもお二人の先生から6年生の総合、1年生の生活科の実践発表があった。6年生の総合は新学習指導要領実施に向け、70時間を見据え、教科との関連を強めた内容への工夫、総合の評価についての提案実践。春から70時間になるのだから、これまで通りにはできない。でも、単にスリム化したくはないという先生のこだわりを感じる実践だった。1年生の生活科の実践は、ウサギとの出会いで1年生が、書く力をはじめとする表現力や感性を伸ばした実践報告。原稿がなく、ご自分の昨年度の実践を思いだしながら自分の言葉で語っているという印象。とってもよかった。
実践発表といっても三者三様。いろいろなスタイルがあるんだなぁと感じた時間。

総合も生活も自由度が高い分、教師にとって魅力のある教科の一つだと思う。けれど、わたしの今の関心は学級づくりにある。とはいうものの一つだけやっていればいいというわけではないのがこの仕事なんだけどね。