きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

成功の循環から

フィールドワークについてのリフレクションで出た話題。

ダニエル・キムは、著書の「Organizing for Leaning」の中で以下のように成功の秘訣を表現しているという。

チーム内のメンバー間の関係性の質が高いと、思考の質が高まり、それによって行動の質が高まるので、結果の質も高まります。結果の質が高ければ、ますます関係性の質が高まるので、自己強化型ループが形成されます。
またある方のブログにはダニエル・キムを引用し、次のように書かれていた
①関係の質→②思考の質→③行動の質→④結果の質→①に戻る

ここでよくある悪いパターンとされているのが「④結果の質」だけを求めること。そして「④結果の質」→「③行動の質」 という逆回りの形でアプローチすること。


ここでのポイントは2つ。「①関係の質」を高めること。それから「②思考の質」を高めることです。なぜならば、質・量共に高いコミュニケーションがとれていなくて(関係)、お互いが考えていることや目指すべきところを高いレベルで共有できていなければ(思考)質の高い「行動」と、質の高い「結果」は生まれるはずがないから。
良質な「行動」と「結果」のためにはまずは相手を受け入れ、理解し、「関係の質」を高めていくことが大切ではないか。


な〜るほど。
これらを受け、指導教官は、院生のミッションの原点に変えること、そして、結果を出すためには関係づくりから取りかかることを話してくれた。
企業の発想特にチームビルディングから学ぶことは多い。