きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

尺度について考えたこと

後期のフィールドワークで客観的に授業の効果を見るため、
使いたい尺度について今日調べてみた。

私の個人テーマは「自己肯定感を高める学級づくり」


自尊感情尺度」「自己肯定感意識尺度」など似ているものはいくつかあり、
これを使えばいいのかなぁとなんとなくだが思ったものもあった。

でも、細かく言うと、私が知りたいのは「自己肯定感」なのだ。
自己肯定感のとらえはいくつか説がある。
例えば
自尊感情の中に自己肯定感も含まれるもの、自尊感情の一部」
という考え方があれば、
逆に「自尊感情より自己肯定感は深いもの」
という考えもあり、
または「自尊感情も自己肯定感も意味に大差はない」
という考えもある。

どの考えを自分が取るかによって使用する尺度が「自尊感情尺度」なのか
「自己肯定意識尺度」なのか他のものなのかが違ってくると思う。
自分の捉えに合うものを探してみたがなかなかこれだ、というものがなく。

まよって尺度、分析などに長けているしんゆうに相談した。
「結局は、自分が何を言いたくてどの尺度を使うのかということではないか?」
と言われ、そうだよなぁと思う。

ということで問い直す。

☆なぜ「尺度」を使うのか。
授業の効果を客観的なデータとしてみとるため。

☆私が知りたいと思っているのは何か。
「人とのかかわりを深めるような活動を行うことで自己肯定感は上がる」
という先行研究を踏まえ、
「私たちが実施したかかわりを深めるための授業は、子どもたちの自己肯定感を
上げるのに効果があったかどうか」という点。

もし効果があったのなら授業のどこが良かったのか、
効果がないとわかればどこを改善したらいいのかが言えると
今後、学級づくり、人との関わりを深めることに関する授業を考える時のヒントに
なるのでは?と思っている。


自分が何を言いたいのか(仮説)があって、そのためにどんな尺度を使うのかなのだ。
尺度は一つの手段。
だから、自分なりの自己肯定感の捉えや授業を作った視点などをきちんと
もっていないとうまく選べないし、使えないのだなぁと思った。

尺度をこれ、と決めることができるのか、取ることができるのか、
授業による効果が出るのか
などなど
うまくいくかどうかは分からない。

けれど、何にもしないでいるわけにはいかない。
これは昨年の自分との違いかな。

準備はしておきたい。ちょっと遅いけどね〜。