きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

チームになる難しさ

これまでしてきたことの良さを伝えるって難しいなと思った日。
「戦略不足」もあるかな。

異動するということは、比較の基準が前任校やこれまでの経験にあるので、今の職場に違和感をもつことはあると思う。
1年過ごしてみないと流れや動きが分かりにくいというのは異動した常。
でも、今の職場を基準に考えることが必要ではないかと思うのだ。


勤務校では、まだ3年目の自分。
これまでの取組の歴史や経緯を全て知っているわけではないので
自分が知っている範囲や予想も含めた活動のねらい、よさをわたしなりに話す。
しかし、異動してきた方にとっては、違和感を解消することにはならなかったよう。
伝えるって難しい。
即時評価も手立ての一つだと思うんだけどなぁ…
子どもが育つために、かけたコストは決して小さく、楽なものではなかったのだ。


「一枚岩」って難しい。
尊敬する先輩に聞いた「自分が一番動く」だけではだめみたい。
別な戦略もいるのかなぁ。
誰が言うか、の誰になれたという自信もまだなし。


自分の納得できないことだと人はやらされている感をもつもの。
なんとかよさを感じてもらい、よしやろうと思ってもらいたいなぁと思うのだが
これがまた難しい。

効率を求めることも大事。
限られた時間、使う労力は少ないにこしたことはないから。

でも、煩瑣だからと即時評価、振り返りなどをやめれば、同じような(またはそれ以上の)効果が上がるのだろうかという疑問もある。
大変だから…、いくつも重なっているからやめよう…とただ
減らすだけで本当に大丈夫なのだろうか、と。

昨年までの経緯も知っている管理職も今日は無言。
いつもは話に入ってくれるのだけれど。

これまでの校内の取り組みを否定されたように感じ、悲しかった。
議論が嫌だというのではない。
意見を出し合って最後は、みんなで同じ方向を向き、意識をそろえて取り組むと効果が上がることを経験上知っているから、そうできるといいなと思う。

今の立場でなければ、「どっちでもいいや」と聞き流したかもしれないこと。
でも、全体を見るということを考え、自分の言える範囲で言ったつもり。

春に提案が通り、始まっているので、まずは「めざす子ども」に向けてやってみてほしいし、建設的な意見や代案をつけた意見を言いあうようにしたいなぁ。

「チーム」になるのはなかなか難しい。