きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

チームになる難しさ その後

昨日は、教育活動のことで職員間で意見がわかれた。
今日は、勤務校は遠足で多くの学年と職員がおらずひっそり。
行間休みの静かな職員室で、昨日のやり取りについて自分が感じていること、これからこうなるといいなという思いとそのためにはどうすればいいか…についてまとまらないままだけど管理職に話をした。
昨日のやりとりを見ていた事務主任もいっしょに聞いてくれた。

結論が出たわけではないけれど、ひっかかりがあったので、話せてよかったし、話せたということですっきり。

「コストをかけずに子どもが育つとは思えない。確かに、即、効果を実感できなかったら、(取組を)やろうと思えないだろうし、でも大変だからと取組をどんどん削っていくのはどうなんだろうか…」という気持ちを言った。賛同を得るのは難しい様子もあったため、「どうしたらいいんでしょうかね?」というわたしに「(反論は)そう思っているんだなときいておけばいい」と。
なるほど、だから昨日は、なにもおっしゃらなかったのか!と思った。

その上で自分の正直な気持ちも伝えた。

これまで勤務校では全校体制でしてきた取組でよさを分かっていること、
心を育ててこそ、学力向上の土台になっていることを実感したというこの2年があるから、
心育ての取り組みを縮小して学級や集団づくりは大丈夫かな、縮小したくないなという思いがある。

うまく伝わらなかったかもしれないけれど。

とはいえ、ずっと前からこの学校はこうしていたから…前からこうだから、という理由だけではだめだということも分かっている。
それをすることによる期待できる効果や見込みをアピールするなどが必要なのだろう。
けれど、子どものよい姿をこの取組の成果だということが実感できるには、よいと思うポイントも必要だけど、何より一定の時間がかかると思う。だから、半信半疑でもとにかく試しにやってみるという程度までもっていければまずまずだと思うのだが…
目的、ねらいとメリットをうまく示せなければ、取組は続いていかないだろうなぁ。
だからどう提案するか、なんだけれど。そこが難しい。

放課後、「昨日は何も言えなくて…」とやり取りを黙ってみていた研修部の若い職員が
「あれから考えたんですけど」と自分の思いを話に来てくれた。
その方にはいろいろ話せるので、ひとしきり聞いたあと、
「昨日、言ってよ〜、一人ぼっちだったよ」というと「昨日は言えなくてすみません…」とすまなそうに言うので一緒に笑った。


とりあえず…
自分が主任の学力向上の取り組みだけは、こだわりをもって取組を続けていく。(つもり)
若い職員と話しながら、経験が豊かになればなるほど、
新しい取組を異質だと思う気持ちは大きいだろうし、自分の授業スタイルや発問、流し方を変えようとすることや、思うこと自体ハードルが高いんだろうなぁと話がまとまる。今までずうっと、これでやってきたんだし!という思いがあるだろうから。


「チーム」になる、「チーム」を作るって難しい。

目的の共有がなされていないのかも?と思う。
役割分担も偏っているのかもしれない。(わたしが決めたわけではないけど)
あとは適切なリーダーシップか。(これはわたしか!)

まとまらないけれど、気持ちを整理し、今後に生かしたくて書いてみた。