きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

閉校式

卒業した小学校が今年度で閉校することになり、閉校記念式典があったので父と行ってきた。
久しぶりに同級生や先輩たちに会う。小学生だった時にお世話になった先生方にはほとんど会えなかったが、教育実習でお世話になった先生方は何人かいらしていてご挨拶。
式典の後、同級生や先輩と校舎をまわる。たしかここに図書室があったはず…と思ったのだが、ない。聞いてみると、地震で地盤が沈んでしまい、結局壊したそうだ。今、図書室は教室だった部屋を改修して使われていた。
ある先輩は、「プールのあと、ここで温まった。耳の水を出したなぁ」とか、「このロッカーにミカン箱を持ってきて入れて使っていた」とかよく覚えているなぁと思う話をいくつもして驚く。
わたしは、仕事柄いくつか小学校をまわっているので記憶がごっちゃになっているのか、理科室ってこんな感じだったっけ?とあいまいだったのが少し残念。そう大きくない校舎をゆっくり見せてもらい、一緒に懐かしんだ。
今はこの校区に住んでいないので、学校の中に入るチャンスはほとんどなかった。それでも今までなんとも思わなかったのに、いざ学校そのものがなくなるということになるとやはりさびしいものだなと思う。
来賓のどなたかから「形あるものは必ずなくなるけれど、思い出は心の中にずっと残る」というようなお話があり、まぁそうだよねと思い聞く。
式典の最後に校歌を歌った。かなり久しぶり。意外と覚えているものだなと思う。要項を見ないで歌っていたが、2番になるとあやしくなり要項に印刷されている歌詞を見る。同級生も同じあたりで要項を見ていて一緒に笑った。

開校して139年。けっこう歴史があったんだなぁと思う。

終わってから同級生とご飯を食べ、昔話。
みんなの記憶が結構曖昧で、行事やおもしろエピソードに盛り上がり、担任の先生の名前がなかなか出てこず、笑う。
楽しかった。