きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

入学まで

検診とスクリーニングテストあり。
学校への入学を楽しみにして緊張してきているかと思ったら…。

こんなに幼かったかなぁと思って驚いた。最初はそれでも多少の緊張感をもってテストに取り組んでいたが、10分もしないうちにある子の緊張感が切れ、行動がエスカレート。目にしたもの、思ったことを即言葉にする。口を閉じることは難しかった。
教室が珍しいものだらけなのか?窓の外も気になったようだ。まわりのことはおかまいなし。
行動でも自分が動くことを止められないという感じ。他の子をほめても素知らぬ顔。座っていることが難しかった。
物事への興味関心が高いとも言えるか。でも、落ち着くことができないことは気になった。

入学まで半年もあると、こんなものだっただろうか。
補助をしてくれた若い先生は、うちの学校に勤務して長いが、「こんなにすごかったのは久しぶり」と笑っていた。
同じことを何度も何度も繰り返すので、最後は、わたしもぐったり。

「もう1年生担任はできそうにないです。教師としての自信をなくしました。時代は変わりましたね…」と放課後の職員室でお喋り。ちょっと大げさだけど。
「今どきの幼児」だからなのだろうか。たまたまか?

小学校は、勉強をするところだけれど、大丈夫かな。

また、こちらも、子どもを飽きさせない手立てが少ないんだなぁ。
教師用百玉そろばんは食い入るように見つめていた。数唱もできた。
読み聞かせは座っていることが難しかった。繰り返しのある絵本だったし、みんなでそろえて読むところ、拍手をするところも大体の子はできたのだけれどその子にはヒットせず。
じゃんけんは動きを入れないと乗ってこなかった。「じゃんけん、つまんない」と言われてしまう。
まだまだ修行が足りません…


うちのクラスの子どもたちの成長を思う。

でも、入学直後は似たようなものだったのかもね。
忘れてしまったけれど。