きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

個と集団

トータル講座の2回目に参加した昨日。
予想外に演習が多くてびっくりした。
個と集団に対する教師のスキルを学んだ時間。個の方は、少しの講義とカウンセリング演習が主だった。講義の「内的ワーキングメモリー」の話では、過去に対応した子どもを思い出した。こちらをへこますような返答にも負けずに対応し続けるって難しいよなぁと思いながら、肯定的メモリーに書き変えようと対応し続けると、アドラーが言う権力闘争にならないのかなと疑問に思った。見極めるや時にはこちらのかかわりをすこしひくなどがあるのかなと考えた。

1対1のカウンセリングでは、「ずらす」は、あまり考えたことがなかった。セッション時間が短く、相手や役割がどんどん変わるので指示に合わせていくのに必死。カウンセリング演習ということでとても疲れた。子ども役になり、同じ内容の相談を4回したが、最後の中学校の先生の対応がとってもよかった。表情、あいずち云々ではない。子どもに考えさせ、選択させていた。自分を見つめることは小学校2年生には少し難しいかもしれないけれど、わたし自身がなるほどなと思うことがあったので、やってみる価値はあるかもしれない。

午後の最後は集団へのスキルについて少し学んだ。こちらの方への時間がもっとあればなぁとやや残念だった。教師のリーダーシップ論は、そういえば大学院で学んだなと思い出す。PMが最もよいと思っていたが、子どもの意欲の高低により、適切なリーダーシップが違うことを知る。

「教師の気づき、見取りが大事だ」ということが個に対しても集団に対してもそこは同じということかなと考えた。

参加者とのシェアは面白かった。同じ学びの時間を過ごしても思うことや感想がいろいろだから。わたしは新しい知見や普段はほとんど気にしていない理論を聞きたいな…と思って参加したので次々演習で戸惑いもあった。でも、若い先生は、普段の自分を振り返り、明日から生かしたいとか言っていた。立派だなぁ…

今日は運動会の代休。平日休みはうれしい。