きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

適切な指導

子どもを語る会あり。
学級全体の様子、QUの結果について、全校で共通理解しておく情報を交換した。

持ち上がり、スタートは悪くなかった1カ月。
しかし、学校に慣れてきて見通しも持てた分、元気が出過ぎてきて、ややぶつかり合っている様子も見える。そして、その輪には入ろうとせず、過ごしている気になる子たちもいる。
わたしが見ている学級の様子と、気になる子、QUのプロットと手ごたえとの違いも言いながら、今取り組み始めていることについて話した。

プロットを見ると、侵害行為を感じている子が昨年秋より増えた。嫌なことをされていると感じている子がいるということだ。
そこで、連休前、学級のルールを見直し、話しあって新たにつくった。
昨年とたいして違いはないのだが、決めたことを今年も教室の壁に貼った。
みんなで決めたということ、決めたことを貼っておいて時々振り返ることができることがよいのではないか。

うちの学校は満足群が高いクラスが多い。昨年は100パーセントという学級もあった。そんな中、うちの学級は、結果としてはあまりよくないプロット。
でも、結果を見て子どもに聞き直してつけ直すというのはやっぱり違うかなと思うので、そのまま出した。

管理職の先生が次のようにご指導くださった。
1侵害行為があるということは、まず侵害行為を減らすことから。クラスのルールを作る、見直すのはよい。
2同時に、嫌なことを言った、した、その場面を即捉えて「これが相手を嫌な気持ちにさせる言動だ」と指導すること
3禁止するだけでなく、侵害行為をしてしまう子の背景にも注目すること

この数年、管理職には恵まれている。結果にとらわれすぎず、適切に見取ってこれからの指導の方向付けをしてくださる方が校内にいるのはありがたいなぁ。

ルール作りなどで集団の力を利用するとともに個別指導も行うこと、という指導だった。なるほどなぁと思う。
最近のわたしは、個より集団への意識が大きすぎたかなと振り返る。両方大事にしていこうと思う。
また3は大事な視点だなと思う。なかなか変わらないかもしれないけれど、侵害行為をしてしまう子の抱えることや捉え方が何からきているか、行動の目的を考えて接していく必要があると思った。

自分の学年以外では、QUの結果はまあまあだが、家庭訪問で得た情報や4月に起きた問題等の情報を提供した学年もあった。指導の方針や経緯をきき、高学年のむずかしさを感じた。

月曜日からいろいろ考える。

もう現実なんだね。