きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

授業研が終わり・・・

最後の最後まで迷いもあったけど、ひきざんの2つのやり方の違いまで考えさせたいと思い、そのように流した。この点は悔いなし。おおむね違いについて「考える」ことはできたと思う。が、前半がもたもたした。

協議会は後日なのだが、放課後、研究主任、生徒指導主任、教頭先生にコメントをもらった。ありがたいなと思う。

△自由思考を保障
私が子どもにやり方を選ぶヒントとして提示した言葉は「要らないのでは?」とのこと。子どもに自由に思考させることとある程度制約をかけることについて考えさせられた。

制約をかける方が子どもにやさしいのでは?と思ってしたこと。しかし、お三方の意見としては、子どもに任せてもできたのでは?ということだった。子どもたちの様子についても自分はできていない子に目が行ってしまう。でも、2名の先生の意見は「思っていたよりできていたね」「両方の考え方をペアで言わせてもよかったかも」だった。この感覚(というか見取りか?)の差についてはちょっと異議あり。でも、求めること・ものが実態より高かったから・・・とも言えるのかも。

子どもを見ていたら、操作はできるが、それを伝えることが難しかった。
図で書いて表現はまぁまぁできていた。しかし、話し言葉で伝えるということはまだまだ弱い。これは場の設定、回数も影響してくるかも。話すことを鍛える。これからだと思った。

「わからない」「どうやってやろう」から「これをつかおう」「できそう」→「できた」の流れで「納得ある学びをつくる授業」が校内研究のテーマ。

△子どもから「わからない」の声をもっと出させる。
わたしは子どもに「わからない」と言わせたいと自分自身が思っていないのかもしれないことに気づく。混乱したり迷ったりしなくても分かればいいし、無理に「わからない」を作らなくてもいいのでは?とどこかで思う気持ちが否めない。
でも、迷いがあったり、分からなかったけど、みんなでやったら分かったが達成感や意欲づけにつながったりするんだろう。
校内研修に沿うよう、問題解決型を学んでいかなくてはだなぁとも思う。

授業を作る時ににどこに焦点を当てるかもいろいろだと思う。わたしは問いを生むまでの導入部分が弱い。また、できない子をどうするかにいってしまい、できる子にとっては簡単すぎてしまう作りになっているということもあるのかもしれない。

△多くを説明してしまう。
ICを聞くのはこれからだが、授業記録を読むとTの発話が多い。特に前半。後半は子どもがぐっと多くなっている。後半のスタイルに最初から持っていけるように・・・とのこと。もっと子どもに話させること(つっこむ)子どもの言葉をつなぐこと。これは7月の授業研でも言われた気がする。なかなか進化しきれない。今後の課題。

○子どもたちの姿がいい。
発表する、書くことへの意欲。操作活動への取り組みと切り替え。
これは嬉しかった。子どもたちをほめられるのが何より。

○既習事項の掲示の工夫。
色分けについては、教頭先生におほめの言葉をいただいた。子どもにとっても違いを考える視覚的手がかりになった。

学びの多い授業研になった。授業は難しい。思い通りにいかないところもあったし。
でも、その分、先生方からはいろいろ意見をもらえたし、協議会でも言ってもらえそう。ということは、提案性があったということにしておこう。