きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

小中連携

出張に行ってきた。
勤務校は、もう一つの小学校と合わさって一つの中学校へ進学する。小規模校が多い市内で、そのままの集団でなく、中学校で集団が変わるのはありがたいことだと思う。

わたしは学力向上部に所属。それぞれの学校の学力向上に関する取り組みの情報交換を行う。
中学校側の現状・願い・小学校への要望を聞く。小学校との違い、むずかしさを感じた。けれど、数年前のような違和感や対立の雰囲気がない。

小学校と中学校という制度や文化の違いはあるだろうに、互いに分かり合おう、すりあわせよう、共通理解をしようという雰囲気のある会だった。良かったと思う。
まずはこれに力を入れようという指導を確認し合う。
勤務校でもずっと力を入れていて、全校体制で指導している。研究主任いわく、数年前からだそうな。


それは「きく」の指導。
きくことができるようになると集団の風土ができてくる。
全校で行っているので、上学年ができていると下学年が自然にまねをするし、それがあたりまえになる雰囲気ができるのがいい。
また、集団の風土を作ると同時に、関係性をよくしていくことにもつながる。「きいてもらった」という経験や感情は、自己肯定感(自信?)や意欲につながるんだと子どもを見ていると思う。もちろん規準を示した評価をし、子ども達に返している効果もあると思う。
聞いてくれるなと思える人は教師はもちろんだけど、子どもたちになっていくと子どもの方が多いし、学年によっては友だちに認められる方に価値を置くようにもなるので大切だなと実感している。つながりをつくることにもなるし。

意外といい会議だった。