きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

チャリティセミナーで考えたこと

29日、半日セミナーに参加した。参加費と募金は全て東北大震災に寄付されるという。講師の先生も遠路、自費で来てくださった。県内でこんなセミナーに参加できることがありがたい。事務局の先生方に感謝。

奈良のT先生と新潟のA先生の講座が2本ずつ。
年度末の忙しい時期ながら新採用や若い先生方を中心に会場がぎっしりで驚いた。
お二人の講座で感じたことは、まず教師と子どもの信頼関係を作ることが大前提。でもそのためにかけるコストがお二人ともものすごい。
その次に子ども同士の関係づくり。教師と子どもの信頼関係を作るためのネタ、授業、子どもへの言葉かけをライブでたくさん聞くことができた。隙間の指導言がとても勉強になった。言い続けるんだなぁ。自分ならどんなふうにやっていくかな…と考えた。

また、セミナーは、明日から2年ぶりに職場復帰する自分にとって「どんな学級を作りたいのか」という目的地や育てたい子ども像をはっきりさせることの大切さと必要性を強く感じる時間になった。自分がどのような子どもになってほしいのかを明確に持っていれば、その道筋(過程)で取る手立て・手法は決まってくると思う。

これまでの10年は、何かを追試をするにしても「何のためにこれをするのか」なんて深く考えてこなかった気がする。育てたい子ども像もそんなに明確に持っていたかと言われると…
追試をするにしても、できるだけ忠実にすることだけを考えてきた。多分目的以上にそのことを考え、その時その時授業を成立させる、意見を出し合わせることに必死だった。
うまくいかないことはもちろんあったけれど「大やけど」をしたという認識はあまりない。取った手立てがうまくいかない時は、自分のやり方が悪いからだと思ってきた。

けれど、ちょっと経験年数が重なってきた今は、やけど(子どもに合わない、失敗)をしてもいいんじゃないかなと思う。特に若い時は。
うまくいきそうな方法を選択し、やけどをしないようにすることだけでいいのかな…とも思う。育てたい子ども像を明確にすることで方法が決まってくると書いたことと矛盾しているようにも思うけれど。

育てたい子ども像、学級の姿に向けた「学級びらき」「黄金の3日間」をどうするか。
準備を始めようという気持ちになり帰宅。