きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

気持ちを伝えよう

身体接触ってなんだろうなぁと考えた。
わたしはどちらかというと苦手。
研修会のアイスブレークなどで
握手をする機会があるとなんとなく「うっ」と引き気味で渋々やる感じ。

でも、身体接触により
触れることで分かることもあるし、人間関係が親しくなるという。
確かにそうかもしれない。
「アイスブレーク入門」という本の中にも少しできてきたことと重なる。


ただ、「握手もSGEも苦手だ」という友だちと話していて
子どもたちにこちらの意図した活動をさせる時、
いろいろなことを考慮し、
もっと慎重になるべきかもしれないということを考えた。
自己開示を強要しないように、大事な配慮事項ではないだろうか。


子どもと大人は違うかもしれない。
一口に子どもといっても小学生と中学生でも違うだろうし、
同じ小学生でも低学年と高学年でも違うだろうけれど。



それはそうとして、表題のことは、また少し違う話。

わたしが感じたことを書きたいと思ったので書くことにする。

それは、

手と手で気持ちやメッセージを伝えられる

ということだ。


わたしは手で伝えたつもり。
気にしていた汗も
湿り気も柔らかさも
そのままのあなたを受け止めているよ
それもふくめてあなたのことが好きだよ
という気持ちを込めて握ってみた。

相手も握り返してくれたので、それが「うん」「わかったよ」という意味に
受け取った。(わたしが)

確かめたわけではないけれど、多分伝わったんじゃないかな~と思っている。

ずっと気にしていた事を話してくれたことに対し、
言葉をかけたかったけれど、なんといっていいか言葉が見つからなかった。
「気にしないでいいんじゃない」などとは言えないと思った。

なんといっていいか適切な言葉は見つからなかったけれど
わたしは、今のあなたが素敵だと思うよということを
何とかして伝えたかったんだ。
それが手になった。

な~んて思い返してみると
それがよかったのだろうか。
相手の気持ちをちゃんと汲み取っているということになったのだろうかと少し不安に。

ただ自分が手を握り、つながりたかっただけではないか。

そうなのかもしれない。

その人を受け止めたいという気持ちを伝えることなんて表向きな理由をつけて
行為を正統化したりして…

それに、
伝わったからどうなのか?と考え出すとまた悩んでしまう。

けれど悩んで苦しくはなりたくはない。
そういうんじゃないから。

失いたくない大事な人なんだ。

一緒にいられる時間を大事にしたいと思っている。(これはお互いに)

結論

話し言葉でもメールで書き言葉でも手でもこの際何でもいい。
大事な人には気持ちを伝えよう


以上。