きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

大学院というところ

感じていることを残しておきたい。

それにしても大学院と言う場所は不思議だ。

学校現場にないものがたくさんあり、できないことができる。
例えば・・・
組織化されていないので正直になれる。
管理職の顔色を窺わずに自分の意見を素直に言える。
物事をじっくりと考えることができる。


今日の講義を受けながら、環境に恵まれているなぁと感じた。

講義やゼミでは、年齢も自己のテーマも出身地も違う院生同士がフラットになり
議論ができる。
すごくいい時間だ。

学校現場にはない。
戻ったら作っていけばいい?いや~、きっとこれからも多分ないだろうな。
悲観しているのではない。

学校現場には学校にしかない良さも当然ある。
じっくり考えているより、即対応しなくてはならないし、
何より日々全力で子どもに向き合うのがメインなのだし、
処理すべき仕事(雑務と思われるもの)も多い。
子どもの保護者も年々変わってきているし、精神的に大変な仕事だ。
けれどそれはそれで充実しているのだからいい。
何より、自分自身がその仕事に憧れて選択したのだから。

今は学び直しの時間。
ない頭で必死に考える。
答えなんて簡単には出ない。
悩み続けたまま、問いを問いのままにして終了し、また社会に戻るかもしれない。
でも、それでもいいのではないかな、と思う。

立ち止まって考えたということ
悩んだということ
議論したということ
そういうことが大事なんだと思う。