忘れ去られるのが仕事だけど
朝、以前受け持った子と保護者が卒業記念DVDを届けてくれた。
保護者がわざわざ作ったもの。卒業アルバムも見せてもらう。
かわいらしさを残し、そのまま大きくなった彼。
お父さんにそっくり。
再会がうれしかった。
連絡をくれた保護者に感謝。
その足で友人主催の健康教室へ。
終わって参加者の方に「先生ですよね?」と訊かれ、どこであったっけ?
とドキドキしながら「ええ」と答えると
県庁所在地の市だった初任校で担任した子の保護者だという。
あれから15年。
うけもった彼は今、大学を卒業し関東で働いているという。
ほんの一年か二年、かかわらせてもらう通りすがりのような
忘れられるのが仕事の一つの低学年担任だけど、
かかわった子どもたちがその後も幸せに生きていてほしいなと思う。
その後、高速を飛ばし、県央へ。
先輩と再会。
近況報告と互いの来年の話を。
大変な職場でも力を発揮できる方。もうすぐ上に行ってしまう。
でも多分変わらないだろう。
この方に会ったからあの時期に大学院への修学を決めた。
よい日だった。