きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

クラス会議宿泊セミナーにて

2日間クラス会議にどっぷりつかる。
今年は、「クラス会議をしなくてもクラス会議の考え方を実現できるのではないか」
という問いをもち参加した。
自分たちで解決できる子どもたちを育てたいと思ってクラス会議を
学級経営の大きな柱の一つとして取り組んできた。
クラス会議を支える考え方に魅力を感じていることに変わりはないが、
最近、ようやくクラス会議のやり方はいろいろあっていいし、その考え方を
伝えることができれば、方法はクラス会議だけではないかもという思いが出てきた。
実践するからにはマニュアルや方法論を学んできちんと実施したいとカタチに
こだわってきた自分にとっては、少し大きな成長だったと思う。
そしてそう思えたことが素直にうれしい。

また、わかるようでわからなかった共同体感覚についてシンプルに教えていただいたき、
これまでよりもつかめたこと、
「グループワークでトレーニングしている」という言葉には大きな勇気をいただく。
身に付いていないと嘆くのでなく、伸ばせるものであれば、トレーニングすればいいと
思えたから。

子どもに育てたいと同時に自分の共同体感覚も育てていきたい。
これからの課題をいただいたな。

赤坂先生のファシリテートは、天才的。
わたしたちに自身の課題を明確にさせ、2日間グループでのミニクラス会議を通して
自分なりの解決策を持ち帰る仕掛けに満ちていた。
そこに触れると「深く考えていないけどね〜」と笑っていた。
そんなはずはないのだが、非凡のなせるわざ。神ってる。
いろんなニーズを満たせ、学びたいことをアクティブに学べた時間。

また、安心して話せる土台作りの大切さやグループでの収束の難しさも体感。
意見は人格。でも、そういうんじゃないって言いにくい。
子どももきっとこうなんだろう。

実践発表から自分の実践を見つめ直すこともできた。
やってみて分かることがある。
同時に客観的に見たからこそ見えるものもある。

このような会はあまりない。渡邉先生に感謝。