きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

指導の肝

今日はある子と昼休みを過ごす。
宿題をしてこないので一緒にやる。
みんなに求めているレベルまで譲らなかった。
丁寧になぞることは難しいこと。
でも、できるを経験させたかったし、
その子だけまぁまぁこれでいいか、とはしたくなかったのだ。

でも、7問ほどでイライラが見えた。
1問ずつ○付けをし、気持ちを持続させようとしたが、
11問目あたりでキレた。
文字を強くかき、乱す
ノートに強く線を引く
収まらず
教師用机の鉄板?をはがす
机を押してきて抵抗。
でも、ほとんど取り合わず。
途中でやってきた友人が声をかけるがイライラを押さえられず。
不適切な行動には反応せず。
「できるよ」
「半分過ぎたよ」とだけ声をかける。

でも、今日は譲らないと思い
再開するように促す。
高圧的にならないようにだけ意識しながら落書きを消す。
完璧な丁寧さは求められなかったが、
宿題まではやり通せた。

譲らない部分とでも沸騰し暴力を振るってしまう子には、
その本人レベルに合わせることとの見極めが難しい。
これでよかったのかといつも思う。

終わると走って教室を飛び出した。

わずか15分の学習ですらものすごく神経を使う。

少し手をかければできるのにという思いと
ここまでしなくても本人ができた分だけでいいのでは?という思いと。

何が正しいかはわからない。

その子に合わせて試しながら。