きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

初任者研修にかかわって

2日間にわたり、いただいた仕事を無事に終えてホッとしている。
生徒指導研修の1グループを担当した。
今年は、昨年以上に自己開示をしながらリーダーを務めたと思う。

今年度の初任者の方は、正直だし、まじめだなぁという印象。
最初はちょっとかたいところもあったけれど、2日目の今日は
温まり、気づきや感情をあれこれ話してくれ、よい学びを共有できたと思う。

基本のプログラムはあるのだが、入れ替えてもいいし、ねらいを踏まえれば別な活動ものを行ってもよいし、アイスブレークはおまかせということだったのでやりがいがある分、責任も感じた。

今年の反省。
△初日の最初の活動について
 活動後、ねらいへともっていく流れが自然でなかった。強引さあり。
 活動の中身の良さをわたし自身が十分理解できていなかった。
 補足する形になってしまい、本当に気がついてもらうことがうまくできず。

△エクササイズの出典、意図をきっちり伝えられず…
体験し、何となく感じてもらうことを大事にしよう、気づきはそれぞれでいいと思って
行った。
けれど、やっぱり、これは何の意味があったのか?と思った人もいたかもしれないと思 う。種明かしという形で最後にきちんと言えばよかったかな。
 でも、ところどころ、意図はつぶやいたつもり。
 途中から、こういうねらいであれば、こうも使えるかも…ということも補足。


○自分の立ち位置、この研修の意図を伝えたこと
 学びを声に出し共有してほしい旨を話した。
 また、何をするかの流れもあらかじめ伝えた。
 一方的に教えるわけではなく、自分で「学び」を決めてほしいと思ったし、
 わたし自身は講座の内容がおよそ分かると安心できるから。


○2日間の流れの良さを実感してもらえた。
指導主事のプログラムの良さ。
 スキルにこだわらず、感情や気づきを大事にすることに重きを置いている系列を主にし た内容構成なので、その意図を踏まえて学べるように意識して話した。


○担当講師同士で話せる時間に、どう進めるか、応用するかを積極的に聞いた。
聞くは一時…のである。
 これは学べた。聞いてよかった。ネタ、プログラムを自分のものにする応用力。
 参考にしたい。



休憩時、野中先生、堀先生の本を読んでいるという話をしていた方が質問に来てくれた。
わたしも今、読んでいますよ〜という話をしながら、ちょっとおしゃべり。

研修会情報をどうやって得ているかということを聞かれた。
先日参加した研修会のことについて話す。
世代は違っても、学びたい気持ちは同じなんだなぁと嬉しくなる。


別な方は、赤坂先生の本を読んでいるというので書名を聞く。
『高学年女子…』だった。


一昨年、昨年と自分の興味が移っていること、重点的に考えていることが少し変わっていることから、昨年と似たような話をしはじめて、なんだか納得いかないなぁと思うところがあった。
人は忘れてしまうものだと思ったし、ここは勉強し直さないと…と思った点。


反省点もあるけれど、
終わってみると、経験できてよかったと思うから不思議である。


リーダーをしながら、
自分の強みについて自覚できたこともあり、これは嬉しかった。

自分の強みをつかみ、いかしていきたい。