きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

「教師力ピラミッド」

教師力ピラミッド 毎日の仕事を劇的に変える40の鉄則

教師力ピラミッド 毎日の仕事を劇的に変える40の鉄則

帰宅すると届いていたので早速読む。堀先生の講座で聞いていたこともあり、思い出しながら読め、とても面白かった。

教師批判に対し、完璧な教師像を作る試みとしての「教師力ピラミッド」
ということだが、なるほどこれ全部をできたらすごい教師だよなぁと思う。(堀先生が一人で全部身につけよといっているわけではない)
学年、職員室で一人ひとりの教師がチームになり、チームとして対応する時、どの役割も学年・学校にとって必要だということをみんなが理解する時に根拠となる考え方だなと思う。
ピラミッドの順序にも意味があることや自分を知り、得意を生かすことの大事さを考える。

一人で全部はできないし、役割を分担し進めていく考え方は確かにわかる。でも、学級担任がほとんどの教科を指導する小学校や職員数が限られている小規模校では、あれこれある役割を時と場によっては、全部自分でしなくてはならないことも多いことに苦しさもある。
みんなそれぞれ忙しいし…と思って、つい自分だけでやろうとしてしまうこともあるなと普段の自分を振り返る。
先を見通して考える、お願いする、任せる…まだまだ自分の弱いところだなとも。
でも、どの役割、キャラクターも学校にとって必要だという考え方や役割分担はチームビルディングにはとっても重要な考え方で、リーダーはそれを忘れず、時に言葉や態度で示していくことが必要かなと考えた。(自分も必要になった時には)

若い教師へ、中堅・ベテラン教師へのアドバイスは両方を読む。どちらにも当てはまり、なるほどと思うことが多かった。
中堅のところでも結構当てはまることがあり、もう若手とは言えないのかもなぁとちょっとさびしい。中堅研修も終わったし。