きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

子どものことを見る

子どものことを語る情報交換の会があった。
うちの学校は、とても小さい学校で、全校児童の顔も名前も分かっているような状況。

今日は全学年のQUの結果と教育相談をしての学級や個人の様子について話をした。
各担任の話と他の職員がざっくばらんに見ている様子や感じていることを自由に言い合えるよい時間だったと思う。担任外の職員の目やかかわりから見取った子どもの変化や成長は面白いなと思ったし、担任を励ますものにもなっていたような気がした。

うちの学校はもう何年もQUを取っているらしい。だからか、高学年の中には、現状と回答が合わず、本当に?という子も一部いて、話題になった。「このアンケートはこう答えればいい」と思ってつけてしまう子もいるのかもしれないということ。または、知られたくないと思って偽ってしまうこともあるのではという話も出た。気持ちは分からなくはない。質問紙の弱点・限界だなと思う。

でも、うちの学校はQUの数値を何かの結果に使ったり、それで指導が入る…というおかしなこともないので、教育相談を有効に使い、対応しているある学年の先生の話に学ぶことが多かった。

一定の成果が期待できるものは上手に活用したいと思う。けれど、それにとらわれずぎず、子どもをよく見る、話すこともやっぱり大事だなぁとも思った。当たり前のこと。

とはいえ、満足群が100パーセントの学年を見聞きするとちょっとだけうらやましいとも思わないこともない。「ほんとにそうなのかな?」とも思うけど…