きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

「いくつといくつ」ワークテスト

指導後、プリントやドリルなどで習熟したり、百玉そろばんでも5の分解・合成、10の分解・合成をしてきたし、そろそろいいかなぁと思いテストをするが、よく理解していない子がいることが分かった。
19名中5名はあやしい。指を使ったり、数字の数だけだんご(おたすけだんごと命名)を書いて考えたりしてもいいことにしているが、それでも自力理解が難しい子は4名かな。1名は間違えていたが、多分じきに理解できるだろうと思う。
テスト中ではあったが、様子を見て物があった方がいいと思い、おはじきを使って個別指導をした。
それぞれのつまずきメモ。

・N・・・おはじきを正しく数えられない。数の固まりの概念がないかもしれないと思う。数を数えること、数字を書くこと8が「はち」であることは理解している。
・K(男子)・・・8,9を分けるのができていなかった。宿題のプリントも間違いあり。そこに書かれている絵の数どおりを答えとして書いていた。
・K(女子)・・・10の補数が数字だけだと分からない様子。おはじきを使って考えさせた。(支援員さんが)
・Y・・・10の補数が数字だけだと分からない様子。8や9は書かれている絵の数を見て数えて書いたようだ。

わたしは具体物より、半具体物のおたすけだんごを書かせて分からせようと思っていた。しかし、この4人はだんごよりおはじきの方がいいのかな(易しいのかな)と考えた。まだおたすけだんごは難しいのかな。
ただ、不器用な子が2名いるのでおはじきの操作がかえって難しいかとも思う。

それから、算数のテストとはいえ、問題の意味(聞かれていること)がよくわからないから間違えたということもあるかなと思う。読んで解説をしてあげて取り組ませる方法もあるだろう。それでもできなければ算数の理解が不足していると分かるしね。

わずか19人。もっと細やかに見てフォローしていかないと・・・と思う。自戒を込めて。