きょんどう通信

公立小学校の教員 勇気づけの学級づくりに奮闘中

学級を閉じる

明日の卒業式が控えているのであまり終わったという感じはしないのだが、
学級としてはほとんど今日でおしまい。

うちの学校は学期末の表彰が多い。
学力、心、体力各部が独自に表彰をする。表彰の時間も準備の時間もかかるが、子どもたちの誇らしげな顔を見ているとこれも適切な評価の一つであり、コストをかける価値があることかもしれないなとも思う。
表彰の関係で終業式がのびた。
その後、軽い卒業式練習。短い時間でもぐっとよくなった。教務の指導力&子どもの早く教室に帰りたいという気合かな。

その後学級活動。
プリント配布、下駄箱清掃後、通知表を渡した。待っている間に先生の通知表を書かせた。これがなかなかおもしろいのである。
全員の子によいところを伝えて通知表を渡した。
どの担任もそうだと思うけれど。今回は特にがんばり、よさを前面に出して話すことを意識した。年度末だし。

残り7分。
今年の学級への思い、子どもたちへの思いを熱く正直に語った。子どもたちはよく聞いてくれた。伝わったなということがわたしにも伝わってきた。
学校を異動しないので、できれば持ち上がりたいけれど、どうなるかわからない。
だから、子どもたちに話せるのは今日が最後かもしれないとも思ったら、今の自分の思いを伝えておこうと思ったのだ。
その後は2年生行き切符と勇気づけ鉛筆をプレゼント。
鉛筆の言葉がそれぞれで違うので、見せっこしていた。「使ってね」と言うと「削りたくな〜い」とはある女の子。喜んでくれてうれしかった。

できたことも十分にはできなかったことも両方あり、いろいろ思うところがあったこの1年。でも出逢ったのがこの子たちでよかったと思えて学級を閉じることができるのは幸せなこと。